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★来週のドル円注目材料★
1.日銀金融政策決定会合
2.日米通商協議
3.トルコ情勢
4.米重要経済指標
1.日銀金融政策決定会合
来週18日(火)~19日(水)
日銀金融政策決定会合が開催。
19日(水)15:30~
日銀黒田総裁・記者会見が予定されている。
14日(金)安倍首相は、討論会で
「異次元の金融緩和をずっと続けて良いとは考えていない」
「(出口は)任期のうちにやり遂げたい」と発言。
3年以内の出口戦略に初めて言及しており
日銀黒田総裁がこの質問に対して
どのような発言をするか要注目!
2.日米通商協議
来週21日(金)
日米通商協議・FFRが開催。
26日(水)日米首脳会談を前に
アメリカ政府から
自動車関税の引き上げと
牛肉など農畜産物の市場開放が
求められており
どこまで回避できるか。
市場では、中国、EU、メキシコ、カナダとの厳しい協議から
日本だけが甘い結果になるわけがないとの声。
11月の中間選挙を控える中
時間切れを許さない米トランプ大統領から
円安牽制発言が飛び出す可能性も注意しておきたい。
3.トルコ情勢
13日(木)トルコ中銀は
金融政策決定会合で24%に利上げ。
市場予想を超える利上げ幅となったことで
トルコリラは急反発したが
上昇を待ち構えていた
トルコ国内から一斉にリラ売り、ドル買い。
また、トルコ・エルドアン大統領が
「現在は、私が我慢しているが
この忍耐は限りがある」と発言した事で
トルコリラの上昇幅は限定的。
今週、22兆円を運用する
政府系金融機関の経営陣をすべて更迭。
自らが会長に就任するなど
エルドアン大統領の豪腕ぶりは健在。
市場では、トルコ・アルバイラク財務相が
トルコ経済・中期計画を
来週20日(木)に発表すると宣言したものの
エルドアン大統領が
トルコ中央銀行総裁、副総裁など
すべての任命権者となっている事から
今後、今回のような強気な利上げが出来るとは思えないとの声。
経済指標では
トルコ6月失業率(17日16:00発表)
トルコ7月鉱工業生産(17日16:00発表)
トルコ住宅価格指数(18日20:30発表)
トルコ住宅販売(19日16:00発表)
トルコ消費者信頼感指数(20日16:00発表)が予定されている。
格付け会社ムーディーズが更なる格下げを示唆する中
アルバイラク財務相・経済計画発表後の動きに要注意!
4.米重要経済指標
来週は、米8月住宅着工件数
米8月建設許可件数
米9月フィラデルフィア連銀景況指数
米新規失業保険申請件数
米8月中古住宅販売件数がポイント。
先週は、米生産者物価指数、米消費者物価指数
米小売売上高が市場予想を下回る形。
米FRBの利上げ、トランプ貿易戦争が
徐々に影響を及ぼしてきており注意しておきたい。
日付 | 指標 | 市場予想 | 前回値 |
---|---|---|---|
9/17(月) | 米9月ニューヨーク連銀製造業景況指数 | 23.0 | 25.6 |
9/18(火) | 米9月NAHB住宅市場指数 | 66 | 67 |
9/18(火) | 米7月対米証券投資 | 未定 | -365億ドル |
9/19(水) | 米MBA住宅ローン申請指数 | 未定 | -1.8% |
9/19(水) | 米4-6月期経常収支 | -1037億$ | -1241億$ |
9/19(水) | 米8月住宅着工件数 | 124.0万件 | 116.8万件 |
9/19(水) | 米8月建設許可件数 | 130.8万件 | 131.1万件 |
9/20(木) | 米9月フィラデルフィア連銀景況指数 | 16.0 | 11.9 |
9/20(木) | 米新規失業保険申請件数 | 21.0万件 | 20.4万件 |
9/20(木) | 米8月景気先行指数 | +0.5% | +0.6% |
9/20(木) | 米8月中古住宅販売件数 | 538万件 | 534万件 |
9/21(金) | 米9月総合PMI・速報値 | 未定 | 54.7 |
9/21(金) | 米9月製造業PMI・速報値 | 55.0 | 54.7 |
9/21(金) | 米9月サービス業PMI・速報値 | 55.0 | 54.8 |
金曜日の市場の動き
米8月小売売上高が
市場予想を下回ったものの
ドル円下落は一瞬。
前回値が上方修正された事を理由に
逆に112円台に上昇する形。
その後、米トランプ大統領が2000億ドル規模の
対中追加関税を指示したとのヘッドラインで
20銭程度下落したが
ドル高を煽る形でドル円反発。
NYダウ8ドル高
ドル円112円05銭、ユーロ円 トルコリラ円で週末クローズ。
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来週は、日銀金融政策決定会合(18日~19日)
ECBドラギ総裁講演(19日)
EU非公式首脳会議(19日~20日)
日米通商協議(21日)が予定されている。
注目メインイベントは
日米通商協議・FFR
市場では、中国、EU、メキシコ、カナダとの厳しい協議から
日本だけが甘い結果になるわけがないとの声。
11月の中間選挙を控える中
時間切れを許さない米トランプ大統領から
円安牽制発言が飛び出す可能性も注意しておきたい。
<ドル円テクニカルチャート>
一目均衡表の雲を上抜け。
ドル円112円06銭で週末クローズ。
一見、上昇有利に見えるチャートだが
市場では、日米通商協議を控えた
この時期に円安が進むことは
アメリカ政府の反発を招くだけ。
112円から上方向に
実需・輸出の厚い売りオーダーも置かれている為
安易な上値追いは控えるべきとの話。
直近レジスタンスとして
A:112円16銭(9月14日高値)
B:112円27銭(7月13日安値)
C:112円62銭(7月20日高値)
直近サポートとして
A:111円75銭(9月14日安値)
B:111円64銭(9/12安値-9/14高値フィボナッチ50.0%押し)
C:111円38銭(一目均衡表・雲の上限)が意識されている。
<IMMシカゴポジション>
最新発表・9月11日(火)時点では
ネット合計(買い-売り)
53,886枚の円売り越し。
円ショート(売りポジション)が小幅増。
この傾向が続くかどうか注目。