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ドル円の来週の見通し・予想 6/11(月)~6/15(金)

★来週のドル円注目材料★
1.米朝首脳会談
2.米FOMC
3.ECB理事会
4.日銀金融政策決定会合
5.米重要経済指標

米朝首脳会談
1.米朝首脳会談
来週12日(火)10:00~
シンガポールで米朝首脳会談が行われる。

強気な姿勢を見せてきた
米トランプ大統領が
段階的な非核化へ方針転換。
焦点はそのプロセスと経済支援に移っているが
市場では、一度の会談で
全てを決める事は出来ないとの見方が大勢。
地政学的リスク後退に
繋がるような材料が出てくるかどうか。
米トランプ大統領、金正恩委員長共に
サプライズを好むだけに
突発的なニュースに注意しておきたい。

パウエル議長記者会見1
2.米FOMC
来週12日(火)~13日(水)
アメリカの金融政策を決定する
米FOMC(連邦公開市場委員会)が開催。
13日(水)
深夜3:00 米FOMC結果・声明文、米FRBメンバー経済・金利見通し発表
深夜3:30~米FRBパウエル議長・記者会見が予定されている。

市場では、今回0.25%利上げされる事は織り込み済み。
今年、来年、再来年の利上げペースがポイントとの話。
2020年まで年4回の利上げ見通しが出ればドル買い
年3回の利上げ見通しならドル売り材料。
発表直前、直後のレーザービームと合わせて
利上げを嫌がるNYダウの動きに要注意。

ECBドラギ総裁
3.ECB理事会
来週14日(木)
ユーロ圏の金融政策を決定する
ECB(欧州中央銀行)理事会が開催。
14日(木)
20:45 ECB政策金利発表
21:30~ECBドラギ総裁・記者会見が予定されている。

7日(木)複数のECB理事会メンバーが
理事会でQE(量的緩和)終了を議論すると示唆。
ECBプラート理事(ECB理事会メンバー)
「来週の理事会で債権保有を巻き戻すか議論」
エストニア中銀ハンソン総裁(ECB理事会メンバー)
「2019年半ばより前に、高い金利となる可能性」
オランダ中銀クノット総裁(ECB理事会メンバー)
「近いうちに資産買入れの終了は合理的」
ドイツ連銀バイトマン総裁(ECB理事会メンバー)
「年末までの資産購入プログラム終了という市場期待は妥当」
市場では、ハト派(ユーロ圏経済に対する弱気スタンス)の
ECBプラート理事が強気な発言を行った事で
年内のQE終了だけでなく
来年7月利上げとの見方が浮上。
ECBドラギ総裁・記者会見に注目が集まっている。

これまで数々のドラギサプライズが
繰り返されてきただけに
今回どのようなドラマが繰り広げられるか
ユーロの動きに要注目!

日銀黒田総裁・記者会見1
4.日銀金融政策決定会合
来週14日(木)~15日(金)
日銀金融政策決定会合が開催。
15日(金)
15:30~ 日銀黒田総裁・記者会見が予定されている。

市場では、金融政策を現状維持するとの見方が大勢。
無風イベントとなりそうだ。

5.米重要経済指標
来週は、米5月消費者物価指数
米5月小売売上高、米新規失業保険申請件数
米5月鉱工業生産、米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値といった
重要経済指標の発表が集中。
特に消費者物価指数の数字に注意しておきたい。

来週の米経済指標(6/11~6/15)
日付指標市場予想前回値
6/12(火)米5月消費者物価指数+0.2%+0.2%
6/12(火)米5月財政収支-884億$-884億$
6/13(水)米MBA住宅ローン申請指数未定+4.1%
6/13(水)米5月生産者物価指数+0.2%+0.1%
6/14(木)米5月小売売上高+0.4%+0.3%
6/14(木)米新規失業保険申請件数22.5万件22.2万件
6/14(木)米5月輸入物価指数+0.5%+0.3%
6/14(木)米4月企業在庫+0.3%±0.0%
6/15(金)米6月NY連銀製造業景況指数+19.75+20.10
6/15(金)米5月鉱工業生産+0.3%+0.7%
6/15(金)米5月設備稼働率78.1%78.0%
6/15(金)米6月ミシガン大学
消費者信頼感指数・速報値
98.898.0
6/15(金)米4月対米証券投資未定+618億$

金曜日の市場の動き
米経済指標の発表は無かったものの
ドル円はG7首脳会談に対する警戒感から頭の重い展開。
NYダウ75ドル高
ドル円109円54銭、ユーロ円128円92銭、豪ドル円83円24銭で週末クローズ。

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G7a
★ドル円の見通し★
来週は、ビッグイベント満載の一週間。
米朝首脳会談(12日10:00~)
米FOMC(12日~13日)
ECB理事会(14日)
日銀金融政策決定会合(14日~15日)
米5月消費者物価指数(12日21:30発表)
米5月小売売上高(14日21:30発表)が予定されている。
週末、カナダ・シャルルボワで行われていた
G7首脳会談は
貿易戦争で激しい論戦の末
「市場を歪める不公正な貿易・投資慣行に
G7として断固対抗していくことで一致」とした
首脳宣言が発表。
しかし、途中退席した米トランプ大統領は
アメリカ政府として
首脳宣言を承認しない異例の展開。
市場では、カナダ・トルドー首相が
「アメリカの行動はカナダを侮辱している」と発言。
首脳宣言が出たものの
貿易を巡り、議長国カナダとアメリカの亀裂が
さらに鮮明となったとの声。
10日(日)スイス国民投票と合わせて
月曜早朝の窓開けに注意しておきたい。

<ドル円テクニカルチャート>
一目均衡表・基準線(109円75銭)を下抜け。
一目均衡表・転換線(109円30銭)にワンタッチ。
市場では、ビッグイベントが集中する中で
転換線を維持できるかがポイントとの声。
同ラインを下回る場合は
一目均衡表・雲の上限(108円60銭)
5/29安値(108円10銭)が
重要サポートラインとなっている。


<IMMシカゴポジション>
最新発表・6月5日(火)時点では
ネット合計(買い-売り)
3,437枚の円売り越し。
ビッグイベントを控えて
ポジション縮小の動きが出ている。
IMM0609

ドル円主要サポートライン一覧
A:109円30銭(一目均衡表・転換線)
B:109円19銭(6月8日安値)
C:108円72銭(6月1日安値)
D:108円59銭(一目均衡表・雲の上限)
E:108円38銭(5月31日安値)
F:108円35銭(5月30日安値)
G:108円10銭(5月29日安値)
H:107円92銭(90日移動平均線)
I:107円63銭(4月23日安値)
J:107円33銭(4月20日安値)(一目均衡表・雲の下限)
K:107円16銭(4月19日安値)
L:106円97銭(4月18日安値)
M:106円87銭(4月17日安値)
N:106円61銭(4月10日安値)
O:106円60銭(4月9日安値)
P:105円99銭(4月4日安値)
Q:105円69銭(4月3日安値)


ドル円主要レジスタンスライン一覧
A:109円75銭(一目均衡表・基準線)
B:109円82銭(21日移動平均線)
C:109円85銭(6月8日高値)
D:110円18銭(200日移動平均線)
E:110円21銭(6月7日高値)
F:110円25銭(6月6日高値)
G:110円44銭(5月15日高値)
H:110円84銭(5月17日高値)
I:110円91銭(5月23日高値)
J:111円07銭(5月18日高値)
K:111円18銭(5月22日高値)
L:111円39銭(5月21日高値)
M:111円47銭(1月18日高値)
N:111円89銭(一目均衡表・週足雲下限)
O:112円95銭(一目均衡表・週足雲上限)


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