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ドル円の来週の見通し・予想 6/20(月)~6/24(金)

★来週のドル円注目材料★

1.イギリス国民投票
2.米FRBイエレン議長・議会証言
3.米重要経済指標
イギリス国民投票
1.イギリス国民投票
来週23日(木)
イギリスでEU離脱の是非を問う
国民投票が実施される。
EU残留を訴えている
英キャメロン首相の支持率が
パナマ文書で3割台へ急落。
慌てて離脱のデメリットをアピールしたものの
離脱支持派との差は拡大。
そこに、突然
EU残留派のジョー・コックス議員が
集会中にケンカとなった男性の間に入り仲裁。
一人が議員を撃った事で死亡するニュースが飛び込み
事件後の最新世論調査では
同情票が集まり
残留支持45% 離脱支持42%と持ち直し。
この流れが国民投票へと続くかどうかがポイント。
イギリスの世論調査は
サンプル数が少なく、偏った調査が行なわれやすい。
さらに、本音と建前を使い分ける
イギリス人は昨年の総選挙のように
世論調査と真逆の投票行動を行う事も多く
鵜呑みにするのも危険。
市場では、残留ならポンド高、円安
離脱ならポンド安、円高との見方が大勢。
国民投票の結果は
投票終了後の日本時間24日(金)早朝6時から
次々と発表される予定。
結果次第では、市場の大混乱も予想されるだけに要注意!


イエレン議長・議会証言4
2.米FRBイエレン議長・議会証言
来週21日(火)、22日(水)23:00~
米FRBイエレン議長が議会証言を行う。

今回、特に重要なのは質疑応答。
5/6の米雇用統計発表後
米NY連銀ダドリー総裁が
「依然として年2回の利上げを行う可能性がある」と発言。
5月18日に公表された米FOMC議事録では
6月利上げを強く選択肢に残す形が示されたものの
6/3の米雇用統計で
非農業部門雇用者数が
市場予想+16.0万人に対して、結果+3.8万人
2010年9月以来となるネガティブサプライズ。
これにより、6月利上げの可能性は消滅。
先週15日深夜に発表された
米FOMC(連邦公開市場委員会)では
利上げ見送りだけでなく
今年の追加利上げ見通しを
2回から1回に下方修正する
米FRBメンバーが
これまでの1人から6人に増加。
また、米FRBメンバーの中で
タカ派(利上げ強気)の一角となっていた
セントルイス連銀ブラード総裁は
17日、「2018年末・2年半先まで利上げは1回に留まる」
「ショックが無ければ、米経済は低成長、低インフレが長く続く」と白旗。
これまでのタカ派からハト派(利上げ弱気)入り。
本当に利上げする気があるのかどうか
質疑応答でイエレン議長に対して
厳しい質問が飛ぶことは必至。
過去には、失言で大荒れとなった事もあるだけに要注目!

3.米重要経済指標
来週は、米5月中古住宅販売件数
米新規失業保険申請件数
米5月耐久財受注
米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値がポイント。
利上げへの思惑が再燃するような
強い数字が出ればドル買い。

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経済指標フラッシュ
来週の米経済指標(6/20~6/24)
日付指標市場予想前回値
6/22(水)米MBA住宅ローン申請指数未定-2.4%
6/22(水)米4月住宅価格指数未定+0.7%
6/22(水)米5月中古住宅販売件数550万件545万件
6/23(木)米新規失業保険申請件数未定27.7万件
6/23(木)米5月シカゴ連銀全米活動指数未定+0.10
6/23(木)米6月マークイット製造業PMI・速報値未定50.7
6/23(木)米5月新築住宅販売件数55.5万件61.9万件
6/24(金)米5月耐久財受注-0.8%+3.4%
6/24(金)米6月ミシガン大学
消費者信頼感指数・確報値
94.394.3

金曜日の市場の動き
米5月住宅着工、建設許可件数の結果は
強弱まちまち。
ECBドラギ総裁の講演でも
金融政策に関する目立った発言が無い中
イギリス国民投票を意識した
週末のポジション調整で
ポンド、ユーロが上下に往来。
ドル円は蚊帳の外。
104円10銭~35銭の間をふらふら。
全く方向感無し。
NYダウ57ドル安
ドル円104円17銭、ユーロ円117円49銭、豪ドル円77円01銭で週末クローズ。

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★ドル円の見通し★
来週は、イギリス国民投票(23日)
米FRBイエレン議長・議会証言(21日)の
ビッグイベントに注目が集まる。
17日、今年の米FOMC投票権を持つ
セントルイス連銀ブラード総裁が
「2018年末、2年半先まで利上げは1回に留まる」
「ショックが無ければ、米経済は低成長、低インフレが長く続く」と発言。
これまでのタカ派(利上げ強気)からハト派(利上げ弱気)へ転換。
市場は、本当に利上げする気があるのかどうか疑念を持っており
質疑応答でイエレン議長に対して
厳しい質問が飛ぶことは必至。
過去には、失言で大荒れとなった事もあるだけに要注目!
また、イギリス国民投票では
EU残留派のジョー・コックス議員が
集会中にケンカとなった男性の間に入り仲裁。
一人が議員を撃った事で死亡した事件後の
最新世論調査では、同情票が集まり
残留支持45% 離脱支持42%と持ち直し。
週明け月曜早朝の相場に注意が必要。

<ドル円・一目均衡表チャート>
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<ドル円テクニカルチャート>
チャートでは、円高一服。
イギリス国民投票を睨んだ状況。
市場では、レジスタンスとして
6/17高値(104円82銭)
6/15安値、一目均衡表・転換線
6/10高値-6/16安値フィボナッチ50.0%戻しが重なる(105円46銭)
6/13安値と6/7高値-6/16安値フィボナッチ50.0%戻しが重なる(105円71銭)
サポートとして
6/17安値(104円03銭)、6/16安値(103円53銭)
バリアオプション(103円00銭)が
市場で意識されている。


<IMMシカゴポジション>
最新発表・6月14日(火)時点では
ネット合計(買い-売り)
55,690枚の円買い越し。
再び円買いの勢いが増していることが伺える。
IMM0618

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ドル円主要サポートライン一覧
A:104円03銭(6月17日安値)
B:103円74銭(6月16日NY安値)
C:103円53銭(6月16日東京安値)
D:103円54銭(2014年8月28日安値)
E:103円48銭(2014年8月22日安値)
F:103円00銭(バリアオプション)
G:102円88銭(2014年8月20日安値)

ドル円主要レジスタンスライン一覧
A:104円82銭(6月17日高値)
B:105円39銭(6/10高値-6/16安値フィボナッチ50.0%戻し)
C:105円41銭(6月15日安値)
D:105円46銭(一目均衡表・転換線)
E:105円61銭(6月14日安値)
F:105円71銭(6/7高値-6/16安値フィボナッチ50.0%戻し)
G:105円72銭(6月13日安値)
H:106円02銭(6月16日高値)
I:106円38銭(6月15日高値)
J:106円41銭(6月14日高値)
K:106円94銭(6月13日高値)
L:107円16銭(6月9日高値)
M:107円25銭(6月10日高値)
N:107円37銭(6月8日高値)
O:107円49銭(一目均衡表・基準線)
P:107円65銭(6月6日高値)
Q:107円89銭(6月7日高値)
R:108円05銭(21日移動平均線)
S:108円30銭(一目均衡表・雲の下限)
T:109円13銭(6月3日高値)
U:109円57銭(6月2日高値)
V:109円99銭(一目均衡表・雲の上限)
W:110円37銭(5月19日高値)
X:110円44銭(5月25日、27日高値)
Y:110円57銭(5月20日高値)
Z:110円63銭(4月6日高値)

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