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6月5日(木) 本日のドル円の見通し

ECB6
20:45発表
ECB(欧州中央銀行)理事会・政策金利
前回5月8日、ECB理事会後の記者会見で
ECBドラギ総裁が「理事会は次回行動することに違和感は無い」と発言。
市場はこのメッセージを6月に追加緩和が行われると受け止めた事で
5月高値からユーロドルが約400pips、ユーロ円が約4円30銭急落。
それだけに市場では、すでに追加緩和を打ち出すかどうかではなく
どのようなメニューが出てくるかに注目が移っている状態。

市場では、現行0.25%の政策金利だけでなく、中銀預金金利、限界貸出金利も
0.10%~0.20%引き下げられるとの見方が大勢。
中銀預金金利がマイナス金利になれば
日、米、英、EUで初となるが
銀行の預け入れに対して手数料が発生するため
民間に対してより一層の貸し出しを促す効果が期待される。
但し、市場では引き下げられる事は
これまでのユーロ下落ですでに織り込み済み。
この後、21:30~スタートするECBドラギ総裁・記者会見に注目したい。


<市場予想>
・政策金利              0.25%→0.10%     (発表0.15%)
・中銀預金金利(ECB下限金利)0.0%→マイナス金利  (発表-0.10%)
・限界貸出金利(ECB上限金利)0.75%→0.65~0.55% (発表0.40%)


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外為どっとコム・経済指標フラッシュ1


21:30発表
米新規失業保険申請件数
労働市場の改善は緩やかに続いており
今週も30万件前後の数値が想定されている。
いつもなら、重要経済指標として注目される所だが
本日は、同時刻にビッグイベントである
ECBドラギ総裁・記者会見がスタートする為
結果への反応は限定的になりそうだ。


米新規失業保険申請件数 市場予想31.0万件 前回(30.0万件)
ドラギ総裁22
21:30~
ECBドラギ総裁・記者会見(当サイトで生中継~ライブ中継は予定通り終了しました)
今週の2大ビッグイベントの一つ。
ECBスタッフ予想(欧州経済最新見通し)が発表される今回
市場では、以下の追加緩和メニューが想定されているが
これまでのユーロ下落で相当分が織り込まれている模様。
前回のように、サプライズが飛び出せば別だが
特に最もハードルが高いと言われているQE(量的緩和)については
ドラギ総裁が記者会見で匂わすことはあっても
今回カードを温存するとの見方が有力。
市場では複数の金融政策が出てくることが期待されているだけに
材料出尽くしのユーロ上昇と
更なる追加緩和を織り込むユーロ下落の両面に要注意。
なお、記者会見がスタートする直前から
ユーロドル・ユーロ円は上下に荒っぽい動きをする可能性が高く
大きなトレードチャンスとなっている。


<ECB追加緩和想定メニュー>
1.0.10~0.15%の利下げ(政策金利)
2.SMP(証券市場プログラム)不胎化措置停止
3.LTRO(長期流動性供給オペレーション)
4.ABS(資産担保証券)の買い入れ
5.QE(量的緩和)


23:00
NYオプションカット
ドル円オプションを
102円25銭、102円30銭、103円75銭、103円80銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
また、23時以降~値動きが軽くなる可能性も。

ここまでの流れ
米5月ADP雇用者数が市場予想を下回り
米4月貿易収支が赤字拡大となり
2つのネガティブ材料からドル円は102円43銭の下値を試したものの
買いオーダーが厚く、下落一服。
米5月ISM非製造業景況指数が
昨年8月以来の水準となる56.3に上昇した事で
ドル円も102円70銭台へ戻る形になり結局行って来い。
ベージュブックの影響は限定的。
NYダウ15ドル高
ドル円102円73銭、ユーロ円139円70銭、豪ドル円95円29銭でクローズ。
東京タイムでは
ECB理事会を目前にしたポジション調整の売りに加え
日経平均がプラスとマイナスを挟んだ展開。
ドル円は102円40銭台に押し戻されている。

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ドル円オーダー情報
102円40銭、30銭、20銭、102円10銭~102円ジャストに厚い買いオーダー。
(特に102円ジャスト)
102円65銭~103円ジャストに厚い売りオーダー。
(特に103円ジャスト)
102円40銭にストップロスの売りオーダーを観測。
0605ドル円・ユーロ円外為注文情報19
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利回リが上昇(チャートが上方向)・・・ドル円は上昇傾向。
利回りが下降(チャートが下方向)・・・ドル円は下降傾向。


米10年債利回り
リアルタイムチャート


ドル円の見通し
この後、NYタイムでは
米新規失業保険申請件数の結果が発表されるものの
市場の注目は2つのECBイベント。
20:45発表 ECB理事会・政策金利
21:30~   ECBドラギ総裁・記者会見
とくに記者会見でドラギ総裁が
サプライズQE(量的緩和)を出してくるかどうかがポイント。
ユーロは上下に荒っぽい動きをする事が想定されており
ドル円は、ユーロ円の動きを見極めたい所。
0605ドル円一目均衡表チャート
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チャートでは
一目均衡表・雲の上限(102円67銭)を
NYクローズで上抜けたものの
テクニカル通りに加速せず、上昇一服。
ECB理事会、ECBドラギ総裁・記者会見を警戒している模様。
それだけに再度、雲を抜けるかどうかがポイント。
市場では、下値のサポートとして
90日移動平均線が位置している102円20銭が意識されている。
サポートとしては
・102円20銭(90日移動平均線)
・102円11銭(一目均衡表・転換線)
・102円04銭(5月13日安値)
・101円93銭(一目均衡表・基準線)
・101円86銭(21日移動平均線)
レジスタンスとしては
・102円67銭(一目均衡表・雲の上限)
・102円78銭(6月4日高値)
・103円00銭(5月2日高値)
・103円10銭(4月8日高値)
・103円41銭(4月7日高値)がポイント。

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ドル円主要サポートライン一覧
A:102円55銭(一目均衡表・雲の下限)
B:102円42銭(6月4日安値)
C:102円25銭(6月3日安値)
D:102円20銭(90日移動平均線)
E:102円11銭(一目均衡表・転換線)
F:102円10銭(一目均衡表・週足転換線)
G:102円04銭(5月13日安値)
H:101円93銭(一目均衡表・基準線)
I:101円86銭(21日移動平均線)
J:101円74銭(6月2日安値)
K:101円71銭(5月27日安値)
L:101円62銭(5月28日安値)
M:101円58銭(5月23日安値)
N:101円47銭(5月30日安値)
O:101円45銭(200日移動平均線)
P:101円41銭(5月29日安値)
Q:101円35銭(5月16日安値)
R:101円34銭(5月22日安値)
S:101円30銭(5月15日安値)
T:101円17銭(5月20日安値)
U:101円08銭(5月19日安値)
V:100円80銭(5月21日安値)
W:100円79銭(2月5日安値)
X:100円77銭(2月3日安値)
Y:100円74銭(2月4日安値)

ドル円主要レジスタンスライン一覧
A:102円67銭(一目均衡表・雲の上限)
B:102円75銭(6月5日東京高値)
C:102円78銭(6月4日高値)
D:103円00銭(5月2日高値)
E:103円09銭(一目均衡表・週足基準線)
F:103円10銭(4月8日高値)
G:103円41銭(4月7日高値)
H:103円43銭(3月31日高値)
I:103円70銭(4月1日高値)
J:103円75銭(3月7日高値)
K:103円92銭(4月2日高値)
L:104円11銭(4月3日高値)
M:103円12銭(4月4日高値)

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本日の重要指標・イベント(6月5日)
★仏オランド大統領、米オバマ大統領会談
★仏オランド大統領、ロシア・プーチン大統領会談
★G7首脳会議

08:50発表 対外及び対内証券売買契約
09:55    東京仲値(ドル円注意)
10:30発表 豪4月貿易収支
10:30~   日銀佐藤審議委員講演
10:45発表 中国5月HSBCサービス業PMI
12:45    日本国債入札(30年物/7000億円)
16:30~   G7サミット
15:00発表 独4月製造業受注
18:00発表 ユーロ圏4月小売売上高
20:00発表 英MPC(金融政策委員会)政策金利
20:00発表 英BOE(イングランド銀行)資産購入枠
20:30発表 米5月チャレンジャー人員削減予定数
20:45発表 ECB(欧州中央銀行)理事会・政策金利
21:15~   G7記者会見
21:30発表 米新規失業保険申請件数
21:30~   ECBドラギ総裁・記者会見

21:30発表 加4月建設許可件数
23:00    NYオプションカット
23:00発表 加5月Ivey購買部景況指数
24:00    ロンドンフィックス(ロンドン16時値決め・全通貨注意)
26:30~   米ミネアポリス連銀コチャラコタ総裁講演