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ドル円の来週の見通し・予想 9/9(月)~9/13(金)

★来週のドル円注目材料★
1.2020年オリンピック開催地・東京決定!
2.日本4-6月期GDP・改定値
3.日本7月経常収支・貿易収支
4.シリア問題・最新情勢
5.
米重要経済指標
2020年東京オリンピック決定
1.2020年オリンピック開催地・東京決定!
日本時間8日(日)早朝5時
2020年オリンピック開催地が
IOC(国際オリンピック委員会)総会で
56年ぶりに東京開催に決定!
日経平均の上昇が期待されるだけに
ドル円も週明けの相場は窓を空けて上方向か!
明日早朝4時からの速報に乞うご期待!
ドル円0908週末チャート1
  (ドル円・週末チャート→外為どっとコム提供)

2.日本4-6月期GDP・改定値
来週9日(月)8:50
日本4-6月期GDP・改定値が発表される。
2日発表の法人企業統計で設備投資の持ち直しが見られたことで
速報値からGDPが上方修正されるとの思惑が広がっている。
大きく上方修正されれば
消費税増税に向けて材料がまた一つ揃う事になるが
この話は9月第1週の株価に織り込まれている面もあり
どの程度反応するかは不透明。

日本4−6月期GDP・前期比    市場予想+1.0% 速報値(+0.6%)
日本4−6月期GDP・前年比    市場予想+3.9% 速報値(+2.6%)
日本4−6月期GDPデフレーター 市場予想-0.3% 速報値(-0.3%)

3.日本7月経常収支・貿易収支
来週9日(月)8:50
日本7月経常収支・貿易収支が発表される。
今年も記録的な猛暑となったが
国内の原発がほとんど休止しており
代替としてフル稼働している火力発電用のLNG(液化天然ガス)輸入増加が
どこまで貿易収支に影響を及ぼしているかがポイント。
貿易収支の赤字幅が拡大すれば円安材料。
逆に縮小すれば円高材料。
オリンピック、GDPの結果と合わせて同方向の結果になるか見ておきたい。

日本7月経常収支 市場予想+5077億円 前回(+3363億円)
日本7月貿易収支 市場予想-8717億円 前回(-1392億円)

プーチン大統領1
4.シリア問題・最新情勢
経済問題を話し合う場であるはずのG20がシリアサミットとなった今回
シリアへの軍事行動に関して
攻撃に賛成の意思を表明している米仏と反対しているロシア・中国の間で
夕食会で激しい議論が交わされた模様。
G20閉幕時の記者会見で、プーチン大統領が記者からの質問に答える形で
「シリアが軍事介入を受けた場合、ロシアはシリアを支援する」と発言。
これを受けて市場が一時、リスク回避ムードを強めた。
来週は米上下院議会で
シリア軍事介入に対して採決が行われる予定となっており
関連ヘッドラインにはこの先も要注意!
なお、シリア化学兵器攻撃非難・共同声明署名国(9月6日現在)は
以下の11カ国となっている。
<アメリカ、日本、フランス、トルコ、イギリス、カナダ
サウジアラビア、韓国、イタリア、スペイン、オーストラリア>


5.米重要経済指標
来週は、新規失業保険申請件数
米8月生産者物価指数、米8月小売売上高
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値に注目したい。
直近の雇用指標は弱いものが目立っており
新規失業保険申請件数の数字は特に要注意。


来週の米経済指標(9/9~9/13)
日付指標市場予想前回値
9/ 9(月)米7月消費者信用残高+126.50億$+138.18億$
9/11(水)米MBA住宅ローン申請指数未定+1.3%
9/11(水)米7月卸売在庫+0.3%-0.2%
9/12(木)米新規失業保険申請件数33.0万人32.3万人
9/12(木)米8月輸入物価指数+0.5%+0.2%
9/12(木)米8月財政収支-1550億$-1905億$
9/13(金)米8月生産者物価指数+0.2%±0.0%
9/13(金)米8月小売売上高+0.4%+0.2%
9/13(金)米9月ミシガン大学
消費者信頼感指数・速報値
82.082.1
9/13(金)米7月企業在庫+0.3%±0.0%

ドル円チャートは
日本時間21:30に発表された
米8月NFP雇用統計の結果が
非農業部門雇用者数16.9万人(市場予想18.0万人)
民間部門雇用者数15.2万人(市場予想18.0万人)
失業率7.3%(市場予想7.4%)という形になり
市場はドル売り・円買いで反応。

失業率は低下したものの
労働参加率が1978年8月以来の低水準。
職探しを諦めた人が増加していると捉えられた上
前2回の雇用者数が下方修正されたことが嫌気された。
米7月非農業部門雇用者数(+16.2万人)→(+10.4万人)
米6月非農業部門雇用者数(+18.8万人)→(+17.2万人)
ドル円は98円76銭まで急落後、99円28銭まで持ち直したが
G20閉幕時の記者会見で
ロシア・プーチン大統領が記者からの質問に答える形で
「シリアが軍事介入を受けた場合、ロシアはシリアを支援する」と発言。
これを受けてリスク回避が強まり98円51銭まで再急落。
その後、147ドル安まで下落していたNYダウが73ドル高まで上昇。
連れる形でドル円も99円29銭まで這い上がったが
シリア政府軍がダマスカスでガス攻撃を行ったというヘッドラインが飛び出し
NYダウがマイナス圏に落ち込み、ドル円の上値も重くなった。
NYダウ14ドル安
ドル円99円07銭、ユーロ円130円58銭、豪ドル円90円96銭で週末クローズ。

★テクニカルでは
一目均衡表・雲の下限を一旦抜けたものの
一目均衡表・転換線でサポートされて雲の中に戻っている。

0907ドル円一目均衡表チャート
  (ドル円・一目均衡表チャート→外為どっとコム提供)
外為どっとコム 

ドル円は
1週間をかけて、98円33銭~100円22銭の間を往復。
約2円の行って来いの動き。
100円22銭まで上昇後
米8月NFP雇用統計のネガティブサプライズに加え
プーチン大統領のシリア支援発言が嫌気されて
98円51銭までズドンと急降下。
同レベル付近に位置している
一目均衡表・転換線でサポートされた後、やや戻してクローズ。
本日8日(日)午前5時過ぎに
IOC(国際オリンピック委員会)総会において
2020年オリンピックが東京で開催されることが決定!
これは、日経平均の上昇につながる材料として意識される為
ドル円にとってプラス!
週明け月曜日の相場は窓を空けて上方向の動きに期待したい!
但し、シリア情勢は緊迫度を増してきており
こちらのヘッドラインにも注意は必要。


★シカゴ筋の先物ポジション★
最新9月3日時点の集計分では
円ロング(円買い)・約4200枚増加、円ショート(円売り)・約5600枚増加
合計すると、円ショート約1400枚増加となっている。
シカゴIMMポジション・9月3日ドル円

ドル円の直近サポートとしては
98円74銭(10日移動平均線)
98円51銭(9月6日安値)(一目均衡表・転換線)
98円38銭(8月23日安値)、98円26銭(9月2日安値)
98円18銭(21日移動平均線)、98円17銭(一目均衡表・雲の下限)
98円00銭(一目均衡表・基準線)に注目。

ドル円の直近レジスタンスとしては
99円28銭(一目均衡表・雲の上限)、99円29銭(9月6日NY午後高値)
99円55銭(5日移動平均線)、99円79銭(9月4日高値)
99円85銭(9月3日高値)、99円94銭(9月6日東京午後高値)
100円19銭(9月5日高値)
100円22銭(9月6日高値)を意識しておきたい。

ドル円主要サポートライン一覧
A:98円74銭(10日移動平均線)
B:98円51銭(9月6日安値)(一目均衡表・転換線)
C:98円38銭(8月23日安値)
D:98円26銭(9月2日安値)
E:98円18銭(21日移動平均線)
F:98円17銭(一目均衡表・雲の下限)
G:98円00銭(一目均衡表・基準線)
H:97円88銭(8月30日安値)
I:97円44銭(8月29日安値)
J:96円95銭(8月27日安値)(6/13安値-8/8安値サポートライン)
K:96円90銭(8月20日安値)

ドル円主要レジスタンスライン一覧
A:99円28銭(一目均衡表・雲の上限)
B:99円29銭(9月6日NY午後高値)
C:99円55銭(5日移動平均線)
D:99円79銭(9月4日高値)
E:99円85銭(9月3日高値)
F:99円94銭(9月6日東京午後高値)
G:100円19銭(9月5日高値)
H:100円22銭(9月6日高値)
I:100円43銭(7月24日高値)
J:100円47銭(7月15日高値)
K:100円50銭(バリアオプション)
L:100円61銭(7月22日高値)

M:100円66銭(7月18日高値)
N:100円86銭(7月19日高値)
O:101円20銭(7月10日高値)
P:101円29銭(7月9日高値)
Q:101円53銭(7月8日高値)


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