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10月5日(金) 本日のドル円の見通し

21:30発表
米9月NFP雇用統計
米FRBは雇用情勢を最重要視しており
9月26日、米シカゴ連銀エバンス総裁は
毎月の雇用増加数が6ヶ月以上に渡り20万人を上回り続けるまで
QE3(量的緩和第3弾)を続ける必要があると発言。
果たしてどのような数字が出てくるか。
1.雇用者数が市場予想を大きく下回る数字となれば
(失業率は市場予想より悪化すれば)
ドル売り、円買いでドル円下落。
2.雇用者数が市場予想を大きく上回る数字となれば
(失業率が市場予想より改善すれば)
ドル買い、円売りでドル円上昇。

米9月非農業部門雇用者数 市場予想+11.5万人 前回(+9.6万人)
米9月民間部門雇用者数   市場予想+12.9万人 前回(+10.3万人)
米9月失業率          市場予想8.2%       前回(8.1%)

★過去のドル円値幅を見ていただければわかるように
発表直後30分間で大きく動いており
3月以降、ほとんどの場合50銭以上の値動きとなっている。
月に一度しかない、大きなチャンスイベント。


米NFP雇用統計
発表直後30分間のドル円値幅
日付時間値幅
2011/5/6 21:30~22:0061銭
2011/6/3 21:30~22:0056銭
2011/7/8 21:30~22:0091銭
2011/8/5 21:30~22:0081銭
2011/9/2 21:30~22:0035銭
2011/10/7 21:30~22:0031銭
2011/11/4 21:30~22:0012銭
2011/12/2 22:30~23:0026銭
2012/1/6 22:30~23:0018銭
2012/2/3 22:30~23:0043銭
2012/3/9 22:30~23:0056銭
2012/4/6 21:30~22:00105銭
2012/5/4 21:30~22:0057銭
2012/6/1 21:30~22:00104銭
2012/7/6 21:30~22:0033銭
2012/8/3 21:30~22:0047銭
2012/9/7 21:30~22:0057銭

23:00
NYオプションカット
ドル円オプションを77円50銭、78円00銭、78円50銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。

ダドリーNY連銀総裁15
23:00~
米NY連銀ダドリー総裁講演
米FRB内で1・2を争うハト派、金融緩和が大好物なダドリー総裁。
先月18日、米経済が弱まれば更に資産買い入れを行うと発言。
米9月NFP雇用統計の結果直後に行われる講演でもあり
どのようなコメントが出てくるか注目。

ドル円チャートは
強気の姿勢を見せていた前原経財相が
日銀金融政策決定会合に出席したものの
金融政策は現状維持のゼロ回答。
期待した海外勢は、これに失望した形で円高が進行。
外債購入の旗印を揚げて、市場を牽制したつもりだろうが
デフレ脱却と消費税増税という支離滅裂な政策を掲げている
解散目前の政権では役不足と行った所。
金融緩和は無いと気付いた短期筋により発表前から売り込まれていた。
ドル円は78円27銭まで一時下落。
その後、ワイルドキャットスト(南アフリカ鉱山ストライキ)が拡大。
ランドが急落、ドル買いの影響を受ける形で
ドル円はじりじりと78円半ば付近まで戻している。
テクニカルでは
5日移動平均線でサポートされているものの
週末クローズで維持できるかどうか注目。
本日の戦略としては
米9月NFP雇用統計の結果がどうなるかの一点に注目。
今週発表された米重要経済指標は
9月ISM製造業景況指数、9月ADP雇用者数、9月ISM非製造業景況指数
新規失業保険申請件数の全てが市場予想より強い数字となっており
本日の発表にも相当期待感が強まっている。
ドル円は
前原発言を真に受けた海外勢の失望売りで
一旦はしごを外された形だが、雇用統計の結果で再上昇できるかどうか。
上値を追う場合は
78円57銭(10月5日東京高値)、78円58銭(10月3日高値)
78円70銭(10月4日高値)、78円81銭(100日移動平均線)
78円82銭(一目均衡表・雲の下限)、78円87銭(9月18日高値)
78円92銭(9月17日高値)、79円22銭(9月19日高値)
79円26銭(一目均衡表・雲の上限)
79円27銭(6/25-9/13高値安値フィボナッチ38.2%戻し)に注目。
サポートとしては
78円29銭(5日移動平均線)、78円27銭(10月5日東京安値)
78円16銭(一目均衡表・基準線)、78円12銭(21日移動平均線)
78円07銭(一目均衡表・転換線)、78円03銭(10日移動平均線)
77円96銭(10月2日安値)、77円80銭(9月24日安値)
77円79銭(10月1日安値)を意識しておきたい。

主要サポートライン一覧
A:78円40銭(50日移動平均線)
B:78円29銭(5日移動平均線)
C:78円27銭(10月5日東京安値)
D:78円16銭(一目均衡表・基準線)
E:78円12銭(21日移動平均線)
F:78円07銭(一目均衡表・転換線)
G:78円03銭(10日移動平均線)
H:77円96銭(10月2日安値)
I:77円80銭(9月24日安値)
J:77円79銭(10月1日安値)
K:77円66銭(9月25日安値)
L:77円59銭(9月26日安値)
M:77円57銭(9月27日安値)
N:77円44銭(9月14日・28日安値)
O:77円36銭(2月14日安値)
P:77円09銭(9月13日安値)
Q:77円00銭(2月9日安値)
R:76円71銭(2月8日安値)
S:76円51銭(2月7日安値)

主要レジスタンスライン一覧
A:78円57銭(10月5日東京高値)
B:78円58銭(10月3日高値)
C:78円70銭(10月4日高値)
D:78円81銭(100日移動平均線)
E:78円82銭(一目均衡表・雲の下限)
F:78円87銭(9月18日高値)
G:78円92銭(9月17日高値)
H:79円22銭(9月19日高値)
I:79円26銭(一目均衡表・雲の上限)
J:79円27銭(6/25-9/13高値安値フィボナッチ38.2%戻し)
K:79円32銭(200日移動平均線)
L:79円37銭(8月22日高値)
M:79円39銭(8月16日高値)
N:79円52銭(8月21日高値)
O:79円57銭(8月17日高値)
P:79円66銭(8月20日高値)

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本日の重要指標・イベント(10月5日)
★中国市場休場(国慶節・中秋節)
09:00~   米セントルイス連銀ブラード総裁講演
09:55    東京仲値(ドル円注意)
12:00頃   日銀金融政策決定会合結果
15:30~   日銀白川総裁・記者会見
16:00    ロンドンフィックス(ロンドン8時値決め・ドル円、クロス円注意)
16:00発表 SNB(スイス国立銀行)外貨準備高
19:00発表 独8月製造業受注
21:15    ECBフィックス(ユーロ注意)
21:30発表 米9月NFP雇用統計
21:30発表 加9月雇用統計
23:00    NYオプションカット
23:00~   米NY連銀ダドリー総裁講演
24:00    ロンドンフィックス(ロンドン16時値決め・全通貨注意)
25:00~   仏オランド大統領、伊モンティ首相、スペイン・ラホイ首相会談
26:00~   独メルケル首相講演
26:00~   米FRBデューク理事講演
28:00発表 米8月消費者信用残高