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★来週のドル円注目材料★
１．日本貿易・経常収支発表
２．日銀金融政策決定会合
３．日銀白川総裁・記者会見
４．米FOMC議事録公表
５．米国債入札
６．米企業・米銀決算
７．米重要経済指標
１．日本貿易・経常収支
来週9日（月）08:50
日本5月貿易・経常収支が発表される
経常収支は前回を上回る黒字、貿易収支は前回を上回る赤字が
予想されておりこの数字との乖離に注目。
プラス幅が大きければ円買い要素。
マイナス幅が大きければ円売り要素となる。
日本5月経常収支 市場予想＋4962億円 前回（＋3338億円）
日本5月貿易収支 市場予想－8359億円 前回（－4639億円）
２．日銀金融政策決定会合
来週11日（水）～12日（木）
日銀金融政策決定会合が行われる。
市場では金融政策が据え置かれる可能性が高いと見ているものの
一部の参加者は引き続き追加緩和への期待を膨らませており
会合終了後の発表で波乱の可能性に注意。
なお、足元の景気判断を引き上げた場合には
円買いが加速する可能性があり、この点にも警戒が必要。
３．日銀白川総裁・記者会見
来週12日（木）15:30～
日銀白川総裁・記者会見が行われる。
同日に発表される金融政策決定会合の内容を
説明する事が主体の記者会見であるが
先行きの金融政策への思惑が発生しやすいイベント。
発言内容には十分注意したい。
４．米FOMC議事録公表
来週12日（木）日本時間03:00
6月19日～20日に開催された
米FOMC（連邦公開市場委員会）が公開される。
次回FOMCは7月31日～8月1日に行われるが
QE3（量的緩和第3弾）を含め
新たな金融政策への思惑を呼ぶ内容となる可能性も。
５．米国債入札
来週10日（火）～12日（木）の3日間、米国債入札が行われる。
欧州債務問題が依然として燻っており
米6月NFP雇用統計が市場予想を下回ったことで
需要が高いことが予想される。
基本的な傾向としては
入札が好調ならば米10年債利回りの低下→ドル円下落
入札が不調ならば米10年債利回りの上昇→ドル円上昇という形だが
入札結果発表直後（深夜2：00）の米10年債利回りには注目したい。
米国債入札スケジュール
10日26:00発表 米国債入札（3年債・320億ドル）
11日26:00発表 米国債入札（10年債・210億ドル）
12日26:00発表 米国債入札（30年債・130億ドル）
６．米企業・米銀決算
来週から4-6月期の決算がスタート。
9日（月）アルコア
13日（金）JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、グーグルの決算に注目。
強い結果になればNYダウの下支え要素となるが
期待を裏切れば下押し材料。
７．米重要経済指標
来週は米新規失業保険申請件数
米6月生産者物価指数、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値に
特に注目したい。
| 日付 | 指標 | 市場予想 | 前回値 |
|---|---|---|---|
| 7/ 9（月） | 米5月消費者信用残高 | ＋85億$ | ＋65.15億$ |
| 7/10（火） | 米7月IBD／TIPP景気楽観度指数 | 未定 | 46.7 |
| 7/11（水） | 米MBA住宅ローン申請指数 | 未定 | －6.7％ |
| 7/11（水） | 米5月貿易収支 | －484億$ | －501億$ |
| 7/11（水） | 米5月卸売在庫 | ＋0.3％ | ＋0.6％ |
| 7/12（木） | 米6月輸入物価指数 | －1.6％ | －1.0％ |
| 7/12（木） | 米新規失業保険申請件数 | 未定 | 37.4万件 |
| 7/12（木） | 米6月財政収支 | 未定 | －430.8億$ |
| 7/13（金） | 米6月生産者物価指数 | －0.6％ | －1.0％ |
| 7/13（金） | 米6月生産者物価指数・コア | ＋0.2％ | ＋0.2％ |
| 7/13（金） | 米7月ミシガン大学 消費者信頼感指数・速報値 | 73.5 | 73.2 |
ドル円チャートは
金曜日の記事で書いた通り、ADPとは逆の内容。
米6月非農業部門雇用者数 市場予想＋10.0万人 結果（＋8.0万人）
米6月民間部門雇用者数 市場予想＋10.6万人 結果（＋8.4万人）
米6月失業率 市場予想8.2％ 結果（8.2％）
数字的には失望感一色とは言えないものの
市場が期待で前のめりになっていた事で
リスクオフが先行。
NYダウは一時194ドル安まで急落、124ドル安でクローズ。
ドル円は79円50銭まで一時下落、79円67銭で週末クローズ。
テクニカルでは
一目均衡表・転換線にサポートされる形。
ドル円は
来週行われる日銀金融政策決定会合に
期待を持つ向きがあるものの
日銀短観、さくらレポート（地域経済報告）が上方修正されており
白川総裁が海外経済は減速を脱していないものの
緩やかながら改善の動きと発言
現状79円～80円で相場が落ち着いている状況では
円高を止める大義名分も無く、新たな策も打ち出しにくい。
万一、会合までに78円に近づく局面が出てくれば
審議委員から追加緩和への声が高まる可能性も。
レジスタンスとしては
80円10銭から上の
売りオーダーが意識されており重い状況が継続中。
この壁を越えた場合は
ストップ買いオーダーを巻き込み
80円14銭（5月14日高値）、80円32銭（6月21日高値）
80円54銭（週足一目均衡表・雲の上限）まで
駆け上がりそうだ。
サポートとしては
一目均衡表・基準線、6/1-25安値高値フィボナッチ50.0％戻しが
重なる79円13銭を守れるかどうかがカギとなるが
来週は一目均衡表・雲の下限が
79円の下へ移動する為
200日移動平均線（78円94銭）と共に意識されてくるだろう。
主要サポートライン一覧
A:79円68銭（10日移動平均線）
B:79円60銭（7月4日安値）
C:79円61銭（一目均衡表・転換線）
D:79円57銭（21日移動平均線）
E:79円56銭（7月5日安値）
F:79円54銭（50日移動平均線）
G:79円50銭（7月6日安値）
H:79円41銭（7月3日安値）
I:79円36銭（6月27日安値）
J:79円31銭（7月2日安値）
K:79円24銭（6月21日安値）
L:79円23銭（6月26日安値）
M:79円22銭（6月28日安値）
N:79円16銭（6月12日・14日安値）
O:79円15銭（6月7日安値）
P:79円13銭（一目均衡表・基準線）
Q:79円12銭（6/1-25安値高値フィボナッチ50.0％戻し）
R:79円11銭（6月8日安値）
S:78円99銭（一目均衡表・雲の下限）
T:78円94銭（200日移動平均線）
U:78円86銭（6月18日安値）
V:78円85銭（6月19日安値）
W:78円80銭（6月20日安値）
X:78円61銭（6月6日・15日安値）
主要レジスタンスライン一覧
A:79円74銭（5日移動平均線）
B:79円97銭（7月2日高値）
C:79円98銭（6月29日高値）
D:80円01銭（7月6日高値）
E:80円09銭（7月5日高値）
F:80円14銭（5月14日高値）
G:80円32銭（6月21日高値）
H:80円54銭（週足一目均衡表・雲の上限）
I:80円55銭（5月15日高値）
J:80円57銭（6月22日高値）
K:80円60銭（5月2日高値）
L:80円61銭（6月25日高値）
M:80円62銭（100日移動平均線）
N:80円91銭（3/15-6/1高値・安値フィボナッチ50％戻し）
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