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１１月８日（火） 本日のドル円の見通し
昨日の欧米市場の流れ
NYダウ＋85ドル高（＋0.71％）
ドイツDAX（－0.63％）
フランスCAC（－0.64％）
イギリスFTSE（－0.30％）
ギリシャ問題は沈静化したものの
伊10年国債利回りが6.5％を突破。
伊ベルルスコーニ首相辞任の噂など
ヘッジファンドのメインターゲットがイタリアに移動。
関連する報道が錯綜。伊首相辞任は本人が否定。
その後、ECBシュタルク理事が
欧州債務懸念は2年以内に沈静化と発言。
やや落ち着きを取り戻した格好。
米経済指標の発表は無かった。
本日は、深夜に米3年債入札など米国関連の材料は予定されているが
イタリア2010年会計報告審議・採決がメインイベントになりそうだ。
EU財務相理事会が開催される事もあり
欧州要人発言にも引き続き注意したい。
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東京タイムでは
09:30発表
豪9月貿易収支、豪10月NAB企業景況感指数
豪10月NAB企業信頼感指数
特に貿易収支に注目。
市場予想を上回ることが多い指標だが
欧州債務懸念、中国経済の減速観測から
下振れする可能性にも気をつけたい。
豪9月貿易収支 市場予想＋30億豪ドル 前回（＋31億豪ドル）
豪10月NAB企業景況感指数 市場予想なし 前回（－2）
豪10月NAB企業信頼感指数 市場予想なし 前回（＋2）
ロンドンタイムでは
17:00～
EU財務相理事会
23:00～
EU財務相理事会・記者会見
EIB（欧州投資銀行）による域内銀行への融資の為
27ヶ国のEU加盟国が
拠出金を拡大するかどうかが議論のポイント。
銀行に対して更なるセーフティーネット構築となれば
ユーロに対してポジティブな材料。
但し、イギリスは拠出金拡大に難色を示しており
議論がまとまるかどうかは不透明。
18:30発表
英9月鉱工業生産、英9月製造業生産
毎月、強弱まちまちの結果が連続しており読みにくい指標。
どちらも弱い結果になればポンド売り。
強い結果になればポンド買い。
発表前の噂で事前に上下した場合、発表後に逆の動きになる事も。
英9月鉱工業生産・前月比 市場予想＋0.1％ 前回（＋0.2％）
英9月鉱工業生産・前年比 市場予想－0.8％ 前回（－1.0％）
英9月製造業生産・前月比 市場予想＋0.1％ 前回（－0.3％）
英9月製造業生産・前年比 市場予想＋1.9％ 前回（＋1.5％）
20:30～
イタリア2010年会計報告審議
23:30～
イタリア2010年会計報告採決
実質的にベルルスコーニ首相の信任投票となる。
昨日は辞任の噂が飛び出したことで
市場が一時騒然となった。
与党から造反の動きも出ているだけに、採決の行方は不透明。
24:00
ＮＹオプションカット
ドル円オプションを77円75銭、78円00銭、78円90銭、79円00銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。
24:00発表
米11月IBD／TIPP景気楽観度指数
本日、唯一の米経済指標。
あまり市場で注目されにくい指標だけに
極端な数字が出ない限りは限定的な反応になりそうだ。
米11月IBD／TIPP景気楽観度指数 市場予想41.0 前回（40.3）
27:00発表
米3年債入札（320億ドル）
本日から3日間、米国債入札が行われる。
ギリシャからイタリアへドミノ倒しの形で債務懸念が連鎖。
国債需要に注目したいところ。
基本的な傾向としては
入札が好調ならば米10年債利回りの低下→ドル円下落
入札が不調ならば米10年債利回りの上昇→ドル円上昇という形だが
入札結果発表直後（深夜3：00）の米10年債利回りには注目。
米国債入札スケジュール
8日27:00発表 米国債入札（3年債・320億ドル）
9日27:00発表 米国債入札（10年債・240億ドル）
10日27:00発表 米国債入札（30年債・160億ドル）
ドル円が急変する場合には、
米10年債利回りの動きが連動するので必ず確認したい。
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27:00～
米ミネアポリス連銀コチャラコタ総裁講演
コチャラコタ総裁（タカ派：2011FOMC投票権あり）
今年の投票権を持つコチャラコタ総裁。
直近の米FOMCでは
現状維持の金融政策に対して賛成票を投じている。
米経済が緩やかに持ち直しているとの見通しを持っており
追加量的緩和には反対の立場。
27:30～
米フィラデルフィア連銀プロッサー総裁講演
プロッサー総裁（タカ派：2011FOMC投票権あり）
コチャラコタ総裁よりも米経済に対して強気な見方を持っている。
こちらも今年の投票権を持っていることから
講演には注目が必要。
ドル円チャートは
大きく上下に動くユーロ相場を横目に静かな動き。
昨日の上下値幅は20銭。
次へのエネルギーを溜め込んでいるような形。
本日も欧州関連の材料が多く、ユーロ中心の値動きになりそうだ。
なお、明日は米FRBバーナンキ議長の発言が予定されており
ドル円の材料としてはこちらに期待。
戦略的には
78円10銭、15銭、25銭が上値の目途。
なんちゃって介入のような突発的な上昇でも
78円50銭レベルでは売りが大量に降ってきそうだ。
現状、政府・日銀が海外からの批判を避ける為
ドル円の水準を押し上げるような表立った押し上げる介入ではなく
78円直下で指値により覆面介入を行っている模様。
また、セミオフィシャル（年金筋）による買い支えも合わせて実行。
結果として値動きが乏しいチャートが形成されている。
大きくトレードしたいならユーロの方が面白い。
ドル円としては78円25銭をバックに売りを推奨。
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本日の重要指標･イベント（11月8日）
08:00～ 独連銀バイトマン総裁講演
08:00～ スイス中銀ヒルデブランド総裁講演
08:00～ ECBシュタルク理事講演
09:01発表 英10月BRC小売売上高
09:01発表 英10月RICS住宅価格
09:30発表 豪9月貿易収支
09:30発表 豪10月NAB企業景況感指数
09:30発表 豪10月NAB企業信頼感指数
15:00発表 仏ソシエテ・ジェネラル決算
16:00発表 英ロイズバンク決算
16:00発表 独9月経常収支
16:00発表 独9月貿易収支
16:45発表 仏9月貿易収支
17:00～ EU財務相理事会
17:30～ ポルトガル中銀コスタ総裁講演
17:50～ ECBシュタルク理事講演
18:30発表 英9月鉱工業生産
18:30発表 英9月製造業生産
18:40～ スイス中銀ジョーダン副総裁講演
19:00 ギリシャ国債入札
19:30～ 独メルケル首相講演
19:30～ ロシア・メドベージェフ大統領講演
19:30～ 仏フィヨン首相講演
19:30～ オランダ・ルッテ首相講演
20:30～ イタリア2010年会計報告審議
21:50～ 加BOCカーニー総裁講演
22:15発表 加10月住宅着工件数
22:30～ 独連銀バイトマン総裁講演
22:30～ スイス中銀ヒルデブランド総裁講演
23:00～ EU財務相理事会・記者会見
23:30～ イタリア2010年会計報告採決
24:00 ＮＹオプションカット
24:00発表 米11月IBD／TIPP景気楽観度指数
25:00 ロンドンフィックス
25:00～ 英キャメロン首相・議会委員会出席
27:00発表 米3年債入札（320億ドル）
27:00～ 米ミネアポリス連銀コチャラコタ総裁講演
27:30～ 米フィラデルフィア連銀プロッサー総裁講演
