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10月5日(水) 本日のドル円の見通し

昨日の欧米市場の流れ
NYダウ+153ドル高(+1.44%)
ドイツDAX(-2.98%
フランスCAC(-2.61%
イギリスFTSE(-2.58%
米FRBバーナンキ議長が米上下両院合同経済委員会で
追加緩和策が可能と発言。
ECBトリシェ総裁が欧州議会で国債購入額に上限は無い、
物価安定の為にインフレ抑制がECBの責務と発言。
明日のECB理事会で利下げは無いと判断されて
NYダウと共にユーロも急上昇。
その後、アップルのiPhone4S発表がiPhone5で無かった事に
期待はずれとしてアップル株が急落し、NYダウが連れて下落。
再び下値を探る動きを見せたが、
引け間際(日本時間朝4時過ぎ)に欧州財務相筋が域内銀行に対して
資本増強を検討中とのニュースが入り、
一気にプラス圏まで約400ドルの急上昇。
但し、引け後にムーディーズが
イタリア国債を3段階引き下げており(Aa2→A2)注意が必要。

NYダウ1005CFD研究所

  (昨日のNYダウ急上昇時のチャート→DMM FX提供)

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NYタイムでは
21:15発表
米9月ADP全国雇用者数
週末金曜日の米9月NFP雇用統計の前哨戦となる指標。
月曜日のISM経済指標を見てもわかるように
強い経済指標が出ても、為替相場は反応が薄く。
欧州債務懸念関連の材料に一喜一憂する状況。
非常に重要な指標だが、どこまで材料視されるかは不透明。

米9月ADP全国雇用者数 市場予想+7.3万人 前回(+9.1万人)

メルケル_バローゾ委員長2
21:30~
独メルケル首相・欧州委員会バローゾ委員長会談
ユーロ共同債の導入に積極的なバローゾ委員長と
否定的な独メルケル首相。
この問題で前進することは無さそうだが、
欧州債務懸念の解消へ次なる策を打つ事では一致している。
救済基金確保の為とは言え
両者が望む金融取引税の早期導入を加速させる事になれば
EU域外への資本移転を招く事になり、株価下落の材料になりかねない。
その一方、ギリシャ救済、欧州域内銀行への前向きな発言が出れば
ユーロにはポジティブな材料。

23:00
NYオプションカット
ドル円オプションを76円00銭、76円50銭、76円65銭、77円00銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。


23:00発表
米9月ISM非製造業景況指数
月曜に発表されたISM製造業景況指数よりは
確率が下がるが、それでも市場予想を上回る確率は約66%
強い結果となる可能性も頭に入れておきたい。

米9月ISM非製造業景況指数 市場予想52.8 結果53.3

ドル円チャートは
下のチャートを見ていただければ一目瞭然。
荒れた相場でもトレンドラインに乗って進行中。
先週末からの見通しは変わっていない。
戦略的には
引き続き4時間足のトレンドラインをハッキリと割れるまでは
このレベルを意識してトレードしたい。
76円50銭をバックに押し目買いを推奨。
また、本日のNYオプションでは76円50銭レベルにカットラインが設定。
この材料もドル円の下支えとなりそうだ。
イベントでは
米9月ADP雇用統計、米9月ISM非製造業景況指数の発表も気になるが
欧州債務懸念が強く意識されている事から
独メルケル首相・欧州委員会バローゾ委員長の会談に注意したい。

★16:00現在
ドル円76円73銭。ユーロ円102円25銭。豪ドル円73円34銭。
NYダウ先物が戻していることで
ドル売り、円売りが緩やかに継続。
この後もNYダウ先物の動きに注意したい。
77円から上は売りオーダーも厚く、手前まで来れば決済を推奨。

★22:00現在
ドル円76円78銭。ユーロ円102円22銭。豪ドル円73円51銭。
21:15発表のADP雇用者数は前回と同じ+9.1万人。
市場予想を上回った事で、
NYダウ先物・クロス円が一旦上げるもののその後、共に下落。
ドル円はドル買いの影響が強まった事で
発表後に上昇している。
この後もNYダウの動き、23:00発表の米9月ISM非製造業景況指数
また、現在も続いている
独メルケル首相・欧州委員会バローゾ委員長の会談内容にも
注意したい。
ドル円は77円手前にレジスタンスがあり、突破できるかがカギ。

米9月ADP全国雇用者数 市場予想+7.3万人 結果+9.1万人

★24:00現在
ドル円76円95銭。ユーロ円102円41銭。豪ドル円73円92銭。
アメリカがHIA(本国投資法)の導入を計画という
ニュースが流れた事でドル買いが強まっている。
このニュースが事実であれば、
ドルレパトリの動きが加速する可能性があり、続報には要注意。
なお、ドル円にとっては、円安の大きなサポート。

1005ドル円

  (ドル円4時間足チャート→DMM FX提供)

NYダウ100501CFD研究所

 (本日のNYダウ先物チャート→DMM FX提供)

1005プライムFXぱっと見ドル円

  (本日のドル円予測チャート→FXプライム提供)

1005FXプライムパターン分析

  (本日のドル円パターン分析→FXプライム提供)

底打ち反転のシグナルが発生。
4時間足のチャートでもトレンドライン上を移動中。
76円50銭レベルをバックに押し目買いを推奨したい。

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本日の重要指標・イベント(10月5日)
★中国市場休場(国慶節)
★香港市場休場(重陽節)
09:30発表 豪8月小売売上高
16:00~   ECBブラード理事講演
16:53発表 独9月サービス業PMI・確報値
16:58発表 ユーロ圏9月総合PMI・確報値
16:58発表 ユーロ圏9月サービス業PMI・確報値
17:28発表 英9月サービス業PMI
17:30発表 英4-6月期GDP・確報値
17:30発表 英4-6月経常収支
18:00発表 ユーロ圏8月小売売上高
20:00発表 米MBA住宅ローン申請指数
20:30発表 米9月チャレンジャー人員削減予定数
21:15発表 米9月ADP全国雇用者数
21:30~   独メルケル首相・欧州委員会バローゾ委員長会談
22:00~   加フラハティ財務相講演
22:30発表 キャメロン英首相講演
23:00    NYオプションカット
23:00発表 米9月ISM非製造業景況指数
23:30発表 米週間原油在庫
24:00    ロンドンフィックス