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９月２８日（水） 本日のドル円の見通し
昨日の欧米市場の流れ
NYダウ＋146ドル高（＋1.33％）
ドイツDAX（＋5.29％）
フランスCAC（＋5.74％）
イギリスFTSE（＋4.02％）
NYダウは、一時300ドル以上の上昇。
欧州債務懸念に対し、
ドイツが中心となり新たな政策を打ち出すとの楽観的な見方が主導。
米経済指標に対する影響は限定的。
本日はフィンランド議会で
EFSF（欧州金融安定ファシリティー）拡充法案の採決が行われる。
また、欧州要人発言で一喜一憂する展開に警戒したい。
NYタイムでは
20:00～
フィンランド議会・EFSF拡充法案採決
市場では同国ウルピライネン財務相が
強気な姿勢を崩していない事から可決を見込んでいるが
万一、否決の場合にはユーロ急落の可能性があり
一応注意が必要。
21:30発表
米8月耐久財受注
本日の注目イベント。
市場予想よりも強い結果ならドル円上昇。弱い結果ならドル円下落。
米10年債利回り、NYダウの動きにも注意したい。
米8月耐久財受注 市場予想－0.2％ 前回（＋4.1％）
米8月耐久財受注（除輸送用機器） 市場予想－0.2％ 前回（＋0.8％）
（過去3回の耐久財受注発表時のドル円チャート：クリックで拡大）
21:30～
米カンザス連銀ホーニグ総裁講演
ホーニグ総裁（タカ派：2011FOMC投票権なし）
定年による退任まで今日を含めあと4日。
ホーニグ氏は依然として米経済に強気な立場を崩していない。
今日も強気な発言が出るか。
なお、後任にはジョージ副総裁が昇格し初の女性総裁が誕生する。
23:00
ＮＹオプションカット
ドル円オプションを76円00銭、76円40銭、77円00銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。
26:00発表
米5年債入札（350億ドル）
昨日の2年債入札は不調。
前回の応札倍率を上回ったものの、利回りは上昇。
ドル円の上昇を手助けする一因となった。
米8月耐久財受注の結果次第では、NY時間に大きく動く可能性も。
基本的な傾向としては
入札が好調ならば米10年債利回りの低下→ドル円下落
入札が不調ならば米10年債利回りの上昇→ドル円上昇という形だが
入札結果発表直後（深夜2：00）の米10年債利回りには注目したい。
米国債入札スケジュール
27日26:00発表 米国債入札（2年債・350億ドル）
28日26:00発表 米国債入札（5年債・350億ドル）
29日26:00発表 米国債入札（7年債・290億ドル）
ドル円が急変する場合には、米10年債利回りの動きが連動するので
こちらも必ず確認したい。
毎日チャートを見ていれば、
急騰、急落のサインは必ず出ているのでわかりやすく、大きな武器になる。
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30:00～
米FRBバーナンキ議長講演
先週の米FOMCでは
ツイストオペ（米短期債売却、長期債購入）を決定した
バーナンキ議長だが、終了後の記者会見が無く
公式に金融政策を説明する最初の講演となる。
市場では次回11月2-3日の米FOMCに向けて
更なる金融緩和を行う意思があるかどうか注目している。
日本時間早朝6時からの講演だが気をつけたいイベント。
ドル円チャートは
昨日の記事で書いた通り、76円90銭レベルでの売りが成功。
四半期末の輸出を中心とした
実需売りオーダーが待ってましたの形で出現、順調に下がっている。
戦略的には
現状、76円45銭レベルで下値を維持しているが
昨日と同様に76円90銭～77円20銭での売りを推奨。
万一、なんちゃって介入でドル円が急上昇すれば絶好のチャンス。
繰り返す形になるが、米8月耐久財受注に絡んで
米10年債利回りの上下によるドル円急変動に注意。
★なんちゃって介入
（ドル買い・円売りオーダーを集中させて、
ドル円の急上昇を為替介入のように演出。
市場を慌てさせる事により売りオーダーを狙いに行く手法：外銀の短期筋に多い）
★18:30現在
ドル円76円46銭。ユーロ円104円14銭。豪ドル円75円68銭。
本日は、NYタイムにイベントが集中しており
現在のところ材料待ちの形で小動き。
ドル円は午前中76円87銭まで上昇した後は36銭まで下落。
下値を突っ込みきれずに戻している。
この後、20:00～フィンランド議会採決
21:30発表の米8月耐久財受注に注目したい。
★21:40現在
ドル円76円52銭。ユーロ円104円18銭。豪ドル円75円71銭。
21:30発表、米8月耐久財受注は前回には大きく及ばないが
市場予想を上回る結果となった。
結果を受けて、ドル買い円売りの動き。
米8月耐久財受注 市場予想－0.2％ 結果－0.1％
米8月耐久財受注（除輸送用機器） 市場予想－0.2％ 結果－0.1％
（本日18:30現在のNYダウ先物チャート→DMM FX
（本日のドル円一目均衡表チャート→ＦＸプライム提供）
（本日のドル円予測チャート→FXプライム提供）
（本日のドル円パターン分析→FXプライム提供）
直近の買いシグナルはまた消滅。
但し、介入警戒感から76円20銭レベルを下回りにくい状況は継続。
その一方で77円から上の実需売りオーダーも厚い。
引き続き狭いレンジ内での動きに終始か。
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本日の重要指標･イベント（9月28日）
14:30発表 仏4-6月期GDP・確報値
15:00発表 独8月輸入物価指数
15:40～ 米ボストン連銀ローゼングレン総裁講演
16:00～ バローゾ欧州委員長・欧州議会
17:00発表 伊9月景況感指数
20:00発表 米MBA住宅ローン申請指数
20:00～ フィンランド議会・EFSF拡充法案採決
21:00～ ルクセンブルグ中銀メルシュ総裁講演
21:30発表 米8月耐久財受注
21:30～ 米カンザス連銀ホーニグ総裁講演
23:00 ＮＹオプションカット
23:30発表 米週間原油在庫
24:00 ロンドンフィックス
25:15～ スイス中銀ジョーダン副総裁講演
26:00発表 米5年債入札（350億ドル）
26:30～ 米オバマ大統領演説
30:00～ 米FRBバーナンキ議長講演
