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９月１５日（木） 本日のドル円の見通し
昨日の欧米市場の流れ
NYダウ＋140ドル高（＋1.27％）
ドイツDAX（＋3.36％）
フランスCAC（＋1.87％）
イギリスFTSE（＋1.02％）
NYダウは一時280ドル高まで上昇。
米8月小売売上高は市場予想を下回る結果。
日本時間深夜のギリシャ・ドイツ・フランス首脳電話会議で
ギリシャがユーロ圏に留まると確信していると独メルケル首相が発言。
これにより早期デフォルト懸念が和らいだ。
但し、クローズ直前に急速に上げ幅を縮小。
この結果だけで欧州債務危機払拭には程遠い。
週末にはユーロ圏財務相会合が開かれる事もあり
来週月曜の窓明けにも注意したいところ。
本日は5・10日東京仲値9：55に向けてのドル買いに注意。
（昨日のNYダウチャート→DMM FX
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ロンドンタイムでは
17:30発表
英8月小売売上高
昨日の英雇用統計では
失業率が市場予想を下回る形となりポンドが急上昇した。
量的緩和を行うのではないかという思惑から
英経済指標は弱めに予想が出ている。
ポジティブな結果が出た場合、強く反応するので注意したい。
英8月小売売上高 市場予想－0.2％ 前回（＋0.2％）
NYタイムでは
21:30発表
米8月消費者物価指数、米9月NY連銀製造業景況指数
米新規失業保険申請件数、米4-6月期経常収支
注目度の高い米経済指標が集中発表。
強めの数字が出ればドル買い・円売り。逆の場合はドル売り・円買い。
但し、強弱バラバラの結果の場合影響が限定的になる可能性も。
米8月消費者物価指数 市場予想＋0.2％ 前回（＋0.5％）
米8月消費者物価指数・コア 市場予想＋0.2％ 前回（＋0.5％）
米9月NY連銀製造業景況指数 市場予想－4.00 前回（－7.72）
米新規失業保険申請件数 市場予想41.1万件 前回（41.7万件）
米4-6月期経常収支 市場予想－1224億ドル 前回（－1193億ドル）
21:45～
米FRBバーナンキ議長講演
最近のバーナンキ発言は失望が大きい。
市場の一部ではそれを見越してドル買いで攻める筋が出ているほど。
来週20日～21日の米FOMCを前にして
今日はどのような発言が飛び出すか。
本来のバーナンキ議長は
ヘリコプターベンのニックネームのように量的緩和大好きな人物。
いつ、追加緩和に踏み込む発言が出てもおかしくない。
もちろんその場合は、ドル売り・円買いで対応。
22:15発表
米8月鉱工業生産、米8月設備稼働率
前回は強い伸びを示したが、
今回の鉱工業生産は一転して弱い予想となっている。
この予想を更に割り込むようならネガティブな反応が強まりそうだ。
米8月鉱工業生産 市場予想±0.0％ 前回（＋0.9％）
米8月設備稼働率 市場予想77.5％ 前回（77.5％）
23:00
ＮＹオプションカット
ドル円オプションを76円00銭、76円65銭、76円80銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。
23:00発表
米9月フィラデルフィア連銀製造業指数
本日発表される指標の中でも
最新9月分の指標と言う事で重要度はかなり高い。
市場でもかなり注目されており、年後半に米経済が持ち直すという
米FRB内タカ派メンバーのコメントが正しいかどうかの検証。
この材料も弱い数字が出ればさらに来週の米FOMCでの
追加量的緩和の可能性が高まる。
数字が悪ければドル売り・円買い。良ければドル買い・円売り。
NYダウに与える影響も大きい。
米9月フィラデルフィア連銀製造業指数 市場予想－15.0 前回（－30.7）
ドル円チャートは
一目均衡表の転換線だけでなく、基準線も下抜けている。
（下の一目均衡表チャートを参照）
さらに、これまでサポートされてきた日足のトレンドラインも下抜け。
テクニカルでは売り要因が重なっており、頭が重い。
76円半ばでスタートするのは約10日ぶりという事で
なんちゃって介入のような突然のドル円上昇にも気を配りたいところ。
戦略的には
14日高値77円05銭をバックに戻り売りを推奨。
短期でトレードするなら基準線の76円85銭が高値の目安。
前述のなんちゃって介入で突き抜けた場合は格好の売り局面。
但し、本日のNYタイムには
米経済指標の集中発表・米FRBバーナンキ議長講演が控えている。
イベント前に利益が出ている場合は一度決済しておきたい。
★15:30現在
ドル円76円69銭。ユーロ円105円35銭。
イタリア国債の格付けが引き下げられるという噂でユーロが不安定な動き。
イタリア政府は楽観的に見ているだけに噂で終わる可能性も捨てきれない。
この後、16:30のスイス中銀の発表次第では相場が荒れる可能性も。
発表前後のポジション管理は要注意。
★19:40現在
ドル円76円56銭。ユーロ円105円71銭。
ドル売りの流れが継続しており、ドル円は頭が重い。
この下には50銭に買いオーダーが観測されているが
40銭レベル付近にはストップロスの売りもある。
一気に下方向への動きが強まれば、
76円ジャスト付近までの下落にも注意したい。
★21:40現在
ドル円76円74銭。ユーロ円105円87銭。
21:30発表の米8月消費者物価指数、米9月NY連銀製造業景況指数
米新規失業保険申請件数、米4-6月期経常収支は強弱まちまち。
35分過ぎから米10年債利回りが上昇。ドル円がこれに反応した。
この後、21:45～米FRBバーナンキ議長講演。
米8月消費者物価指数 市場予想＋0.2％ 結果＋0.4％
米8月消費者物価指数・コア 市場予想＋0.2％ 結果＋0.2％
米9月NY連銀製造業景況指数 市場予想－4.00 結果－8.82
米新規失業保険申請件数 市場予想41.1万件 結果42.8万件
米4-6月期経常収支 市場予想－1224億ドル 結果－1180億ドル
★22:00現在
ECB（欧州中央銀行）が米FRBと協調でドル流動性供給を発表。
日銀もレートチェックを行った上、3ヶ月物ドル供給を追加。
ドル円が77円33銭まで急上昇。ユーロ円は106円96銭まで急上昇。
急速に円売りが強まっている。
★22:15現在
ドル円76円79銭。ユーロ円106円76銭。
各国のドル流動性供給が突然発表された事で円売りが強まったが
その後、ドル売りに変化。ドル円は頭を抑えられる格好で、急落。
その反面、ユーロドルが1.4903まで急上昇している。
指標よりも、このニュースで市場が急変した。
米8月鉱工業生産 市場予想±0.0％ 結果＋0.2％
米8月設備稼働率 市場予想77.5％ 結果77.4％
★22:30現在
NYダウ71ドル高でスタート。
日米欧協調ドル供給策により、市場に安心感が広がった形。
この後、23：00に米9月フィラデルフィア連銀製造業指数が発表される。
こちらも注目度の高い指標。発表後の動きに注意したい。
※日米欧協調ドル供給策
（ECB、米FRB、日銀、英中銀、スイス中銀が年末対策として
3ヶ月間、公開市場オペレーションによりドル供給を行う）
★23:05現在
ドル円76円77銭。ユーロ円106円63銭。
米9月フィリー指数は－17.5と前回よりは改善したものの
市場予想を下回った。ドル円は引き続きドル売りの圧力に押されている。
米9月フィラデルフィア連銀製造業指数 市場予想－15.0 結果－17.5
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パターン分析を見れば一目瞭然。
ドル円に売りサインが多数出ている。
トレンドラインを下抜けた事で、売りオーダーが下がってくる可能性も。
しっかりと戻り売りの方針でトレードを行いたい。
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本日の重要指標･イベント（9月15日）
06:00発表 NZ中銀RBNZ政策金利
07:30発表 NZ8月企業景況感
15:30～ アルムニア欧州委員講演
16:00～ ECBスマギ理事講演
16:30発表 スイス中銀政策金利
16:30発表 スイス中銀四半期金融政策報告
16:30～ ベルギー中銀プラート理事講演
17:30発表 英8月小売売上高
18:00発表 ユーロ圏8月消費者物価指数・確報値
18:15発表 欧州委員会・経済成長見通し
21:30発表 米8月消費者物価指数
21:30発表 米9月NY連銀製造業景況指数
21:30発表 米4-6月期経常収支
21:30発表 米新規失業保険申請件数
21:30発表 加7月製造業出荷
21:45～ 米FRBバーナンキ議長講演
22:15発表 米8月鉱工業生産
22:15発表 米8月設備稼働率
23:00発表 米9月フィラデルフィア連銀製造業指数
23:00 ＮＹオプションカット
24:00 ロンドンフィックス
25:00～ バルニエ欧州委員講演
25:30～ ECBシュタルク理事講演
26:45～ 米FRBタルーロ理事講演
27:00～ ECBトリシェ総裁講演
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