8月29日(月) 本日のドル円の見通し

野田首相
速報! 民主党代表選

1回目の投票では、5人の候補者いずれも
過半数を上回ることが出来ず、
海江田氏と野田氏の決選投票という形。

決戦投票結果
野田氏 215票 海江田氏 177票 無効票3票

過半数を取り、海江田氏を38票抑えた
野田氏が民主党代表となった。

明日、野田新首相誕生の見込みであるが
野田氏は円高抑制を強く訴えており、また唯一の増税論者。
市場では増税実行により財政均衡への思惑(円高要因)が働く一方で、
過度な円高抑制の為に為替介入への警戒感も高まる。
昨年、民主党代表選翌日である9月15日に
ドル買い・円売り介入を行っていることから
近日中の介入可能性にも注意したい。

ユーロバンク・アルファバンク
NYタイムでは
20:00~
ギリシャ・ユーロバンク、アルファバンク合併記者会見
ギリシャ・第2位ユーロバンク、第3位アルファバンクが合併合意
ナショナルバンクを抜いて
総資産1500億ユーロ(約17兆円)の同国最大の銀行が誕生。


21:30発表
米7月個人所得、米7月個人消費支出
米7月コアPCEデフレーター
いずれも、前回よりも強い予想となっている。
特に前回、2009年以来のマイナス発表となった
個人消費支出が持ち直すかどうか注目したい。
市場予想を下回ればドル売り、円買い。
上回ればドル買い、円売り。
米FRBが重視しているPCEコアにも注意。

米7月個人所得         市場予想+0.3% 前回(+0.1%)
米7月個人消費支出      市場予想+0.5% 前回(-0.2%)
米7月コアPCEデフレーター  市場予想+0.2% 前回(+0.1%)


トリシェ・ユンケル
22:00~
ECBトリシェ総裁、ユンケル議長・欧州議会証言
先週末、米ワイオミング州・ジャクソンホールでの講演では
中央銀行にとって物価安定が絶対に不可欠。
最近の金融危機は
長期的な成長の可能性を脅かす景気低迷を引き起こしている。
金融危機への取り組みが欧州の流動性危機を防ぐと発言した
トリシェ総裁だが、本日は欧州議会で債務危機対策への証言を行う。
新たな材料が出てくるか注目したい。
なお、ユーログループ・ユンケル議長、欧州委員会レーン委員も証言予定。

23:00
NYオプションカット
ドル円オプションを76円00銭、76円50銭、77円00銭に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。


23:00発表
米7月中古住宅販売保留件数
米住宅市場は3ヶ月~4ヶ月ごとに山と谷がくるパターンになっている。
現在、再び谷に向かっている状況であり
市場予想を下回ればドル売り、円買い。
上回ればドル買い、円売り。

米7月中古住宅販売保留件数 市場予想-0.9% 前回(+2.4%)

23:30発表
米8月ダラス連銀製造業活動指数
今月ここまで発表されている最新8月分の米経済指標は弱い。
ダラス連銀指数も前回を大きく下回る予想となっているが
どのような発表となるか。
数字次第では、NYダウが強く反応しそうだ。

米8月ダラス連銀製造業活動指数 市場予想-9.0 前回(-2.0)

ドル円チャートは
午前中、新たな強い材料も無く小動き。
午後の民主党代表選を睨んで閑散。
その代表選では、先週末の状況と一変して
野田氏が民主党代表となるサプライズ。
5人の候補者の中で唯一、
増税論を強く訴えていた事は気になる材料だが
近々の影響としては、為替介入への警戒感の高まり。
特に75円へ再突入した場合、
日本単独でも介入という可能性がアップしてきそうである。
また、今月18日
野田氏本人が「介入はサプライズでないと意味が無い」と発言。
今週中の警戒は特に怠らないようにしたい。
戦略的には
76円50銭、その下30銭のサポートラインを巡る動きが継続。
NYタイムに発表される米経済指標が
市場予想を下回ればドル売り、上回ればドル買いになりやすいが
介入警戒感から30銭レベルでは強くサポートされそうだ。
サプライズで野田氏が新首相となった事もあり
このレベル付近での逆張りを推奨。
決選投票直前の挨拶でも、円高対策への発言を行っている。
万一、75円再突入なら介入に強く警戒したい。

★21:30現在
米7月個人消費支出は市場予想を上回った。
ドル円の反応は限定的。
NYダウ、ユーロドル、ユーロ円が上昇。
この後、ECBトリシェ総裁の欧州議会証言が22:00~予定されている。

米7月個人所得         市場予想+0.3% 結果+0.3%
米7月個人消費支出      市場予想+0.5% 結果+0.8%
米7月コアPCEデフレーター  市場予想+0.2% 結果+0.2%

★22:45現在
NYダウが170ドル高となり急上昇中。
ドル円、クロス円が全面高。
ECBトリシェ総裁が欧州議会で緩やかに経済は成長の見通し。
インフレ抑制に引き続き努めると発言。
利上げ期待を残しつつ、先行きに楽観的な姿勢を見せた事も下支え。
この後、23:00に米7月中古住宅販売保留の発表。

★23:00現在
中古住宅販売保留は、市場予想を下回る弱い結果。
NYダウ、クロス円の上昇はストップ。
この後、23:30に米8月ダラス連銀製造業活動指数の発表。

米7月中古住宅販売保留件数 市場予想-0.9% 結果-1.3%

★23:30現在
米8月ダラス連銀指数は市場予想を下回った。
最新8月分米経済指標は悪い結果が継続中。
発表直前、ドル円は77円台を一時回復。
ユーロ円111円92銭まで上昇。
この上の直近レジスタンスは、77円10銭~20銭のゾーン。

米8月ダラス連銀製造業活動指数 市場予想-9.0 結果-11.4

0829ドル円

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本日の重要指標・イベント(8月29日)
★ロンドン市場休場(サマー・バンク・ホリデー)
08:01発表 英7月ホームトラック住宅調査
10:00発表 豪7月HIA新築住宅販売
11:00~   民主党代表選・投開票
17:00発表 伊8月消費者信頼感指数
17:00~   民主・自民党首会談
20:00~   ギリシャ・ユーロバンク、アルファバンク合併記者会見
21:30発表 米7月個人所得
21:30発表 米7月個人消費支出
21:30発表 米7月コアPCEデフレーター
22:00~   ECBトリシェ総裁、ユンケル議長、レーン欧州委員・議会証言
23:00    NYオプションカット
23:00発表 米7月中古住宅販売保留件数
23:30発表 米8月ダラス連銀製造業活動指数
24:00    ロンドンフィックス