このチャートは週末終了時、8/27(土)早朝クローズ(朝6時)の
ドル円、NYダウ、原油、ゴールド・金のチャートを示している。


0827ドル円

  (週末クローズ時のドル円チャート→DMM FX提供)

NYダウ0827CFD研究所

  (週末クローズ時のNYダウチャート→DMM FX提供)

原油0827CFD研究所

  (週末クローズ時の原油チャート→DMM FX提供)

0827ゴールド

  (週末クローズ時のゴールドチャート→DMM FX提供)

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今週のドル円は
週末の米FRBバーナンキ議長講演への思惑で
ドル安懸念が強い形で進行。
ところが、24日(水)にゴールドが急落した事をきっかけに
バーナンキ議長講演で新たなドル安政策が出ないとの噂が浮上。
ドルショートの巻き戻しによりドル買い・円売りの形に。
短期筋がこの流れを利用し深夜にはストップハンティングが行われた。
昨日の講演は、周知の通り
具体的なドル安政策に触れなかった事でNYダウが一時220ドル安まで急落。
ドル円はドル買いで77円06銭まで上昇。
その後、次回米FOMCの予定を追加緩和策協議の為
当初の1日から2日に延長して開催すると決定(9月20日~21日)。
これによりQE3(量的緩和第3弾)が行われるとの思惑が再浮上、
NYダウが一時176ドル高まで上昇後、134ドル高でクローズ。
ドル円は逆にドル安の流れで下落。結局行って来いとなった。

今週の米経済指標は
耐久財受注を除き、総じて弱い結果。
特に最新8月分の発表は今月全てダメ。
昨日米FRBバーナンキ議長は
この先、楽観的に見ていると発言していたが
楽観的なら来月、追加量的緩和について
わざわざFOMCを延長して協議する必要は無く、
いい加減な発言だと言える。(本音では2番底のリスクが頭にあるはずだ)

今週の米経済指標の結果(8/22~8/26)
日付指標市場予想結果
8/23(火)米7月新築住宅販売件数・前月比-0.6%-0.7%
8/23(火)米7月新築住宅販売件数・年率換算31.0万件29.8万件
8/23(火)米8月リッチモンド連銀製造業指数-5-10
8/24(水)米MBA住宅ローン申請指数なし-2.4%
8/24(水)米7月耐久財受注+2.0%+4.0%
8/24(水)米7月耐久財受注・除輸送用機器-0.5%+0.7%
8/24(水)米4-6月四半期住宅価格指数-0.4%-0.6%
8/24(水)米6月住宅価格指数+0.2%+0.9%
8/25(木)新規失業保険申請件数40.5万人41.7万人
8/26(金)米4-6月期GDP・改定値+1.1%+1.0%
8/26(金)米8月ミシガン大学消費者信頼感指数55.855.7

★来週のドル円注目材料★
1. 民主党代表選・為替介入
2. 8月のドル円相場
3.米重要経済指標


前原・海江田
1. 民主党代表選・為替介入
本日27日に告示、29日投票という短期決戦で
民主党代表選が行われる。
今回は、前原、海江田、野田、鹿野、馬渕氏の最多5人で争われる形。
主流派の前原氏VS反主流の海江田氏の一騎打ちと見られるが
29日の投票日まで票読みは混沌としている。
ここで両氏の最新主張から円高、成長戦略に関するものを探ってみる。

前原氏の主張
・デフレ脱却と潜在成長率の為、
 3年間集中して大胆な財政政策と金融緩和政策を行う。
・政府・日銀の政策目標設定を共通化することにより
 金融政策の機動性と実効性を高める。
・外為特会の活用、国家戦略ファンドの創設により、
 海外の成長分野への投資を積極的に行う

海江田氏の主張
・日銀と協調する事で金融緩和を推進。
・為替介入と平行して資源・エネルギー長期取得権の購入を行う。

新首相誕生の後、ご祝儀というわけではないだろうが
昨年、9月14日に菅首相が民主党代表に再任された直後の
翌日15日にドル買い円売り介入を行っている。
同様のパターンを考えるなら
30日以降は為替介入の可能性が高まりそうだ。
特に海江田氏の方が、介入に対して積極性が感じられる為
注意しておきたい。

2. 8月のドル円相場
先週もこの話題を書いたが
8月も残すところ、市場は3日間。
過去のデータを見ると
円高になる場合は20日以降に下落が加速。
特に月末、その前日に円高のピークの傾向がある。

今年は、日程的に民主党代表選と重なるだけに
再び75円に下落する局面では、介入の巻き返しに気をつけたいが
過去のトレンドだけを意識するなら覚えておきたいデータ。

過去15年のドル円8月円高・円安データ(1996年~2010年)
始値終値値幅安値・高値円高/円安
1996年106円75銭108円92銭2円17銭1日円安
1997年118円53銭120円90銭2円37銭11日円安
1998年144円86銭139円25銭5円61銭31日円高
1999年114円85銭109円70銭5円15銭31日円高
2000年109円30銭106円63銭2円67銭30日円高
2001年125円02銭118円75銭6円27銭31日円高
2002年119円81銭118円41銭1円40銭14日円高
2003年120円51銭116円90銭3円61銭29日円高
2004年111円32銭109円15銭2円17銭31日円高
2005年112円47銭110円61銭1円86銭16日円高
2006年114円67銭117円36銭2円69銭4日円安
2007年118円60銭115円76銭2円84銭17日円高
2008年107円91銭108円79銭1円12銭1日円安
2009年94円74銭93円11銭1円63銭31日円高
2010年86円39銭84円18銭2円21銭24日円高

3. 米重要経済指標
来週は個人消費、ADP雇用統計、ISM、NFP雇用統計と
重要指標の発表が目白押し。
いずれも米経済の先行きを占う上で欠かせない。
また、30日に今月9日行われた
米FOMC議事録の発表も予定。
19年ぶりに3人の反対票が出た事もあり、
今回の議事録の内容は市場でも注目されている。
内容如何によっては来月9月20日~21日での
次回FOMCで追加緩和策の期待が消滅する可能性も。

来週の米経済指標(8/29~9/2)
日付指標市場予想前回値
8/29(月)米7月個人消費支出+0.5%-0.2%
8/29(月)米7月個人消費支出・コア+0.2%+0.1%
8/29(月)米7月個人所得+0.3%+0.1%
8/29(月)米7月中古住宅販売保留件数-0.9%+2.4%
8/30(火)米6月ケースシラー住宅価格指数-4.8%-4.5%
8/30(火)米8月消費者信頼感指数52.059.5
8/31(水)米MBA住宅ローン申請件数なし-2.4%
8/31(水)米8月チャレンジャー人員削減数なし59.4%
8/31(水)米8月ADP雇用統計10.3万人11.4万人
8/31(水)米8月シカゴ購買部協会景気指数53.858.8
8/31(水)米7月製造業新規受注+1.4%-0.8%
9/ 1(木)米4-6月期非農業部門労働生産性-0.5%-0.3%
9/ 1(木)米新規失業保険申請件数40.8万件41.7万件
9/ 1(木)米7月建設支出+0.1%+0.2%
9/ 1(木)米8月ISM製造業景況指数48.550.9
9/ 2(金)米8月非農業部門雇用者数変化9.5万人11.7万人
9/ 2(金)米8月失業率9.1%9.1%

ドル円チャートは
赤色の下降トレンドラインがドル円の上昇を抑える形。
21日移動平均線を再び下回っており、
前述の8月データと合わせると、75円台再突入への円高に警戒。
戦略的には
30日~新首相誕生後の為替介入に注意しながらも
ドル円の戻り売り姿勢を継続。
76円台への急上昇があれば、絶好の売り場。
直近のドル円サポートは76円50銭、30銭レベル。

0827ドル円研究所

  (週末クローズ時のドル円チャート→サクソバンクFX提供)

0827プライムFXぱっと見ドル円

  (週末クローズ時のドル円予測チャート→FXプライム提供)

0827プライムFXシグナル

  (週末クローズ時のドル円売買シグナル→FXプライム提供)

売買シグナル、予測チャートを見ても弱い。
75円台への再突入は近いのではと考えている。

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